会社概要

社会貢献・共同研究

創造性を育む教育の実現に向けて

Digikaは、静岡大学・東北大学・東京大学から専門家をコンサルタントとして迎え、人間の創造性を育む教育の実現に向け研究を進めています

共同研究定例会

株式会社Digikaは、静岡大学 須藤研究室・東北大学 藤原研究室・東京大学医学部附属病院からコンサルタントを迎え、創造性を育む教育の実現に向け研究を行っています。異なる分野の先生方と学習履歴データを解析し研究を進めることで、子供たちの新たな可能性を生みだし、社会に貢献してまいります。

静岡大学 情報学部
講師 須藤明人 「創造性の計算理論から」

私は創造性を発揮するAIを目指して大学で研究をしています。Digika社とはこれまで、「そろタッチ」で集めた学びのデータとAI技術を融合させて、伸び悩みそうな子供を未然に発見して手助けをすることを目指した研究等を行ってきました。今後、「創造性を発揮できるAI」が教育と融合すれば、子どもたちにより良い学びを与える方法を、試行錯誤しながら工夫して創り出すAIが実現できるかもしれません。現場で様々な工夫をなさっている先生方をお手本に「創造性を発揮できるAI」を発展させて、教育の現場で少しでもお役に立てればと考えています。

東北大学大学院情報科学研究科
准教授 藤原直哉 「数理モデリングから」

私は様々な自然現象や社会現象を、非線形性をもつ数理モデルを用いて研究を行っています。モデルに非線形性と呼ばれる性質があると、カオスのような興味深い現象が発生することが知られていて、例えば神経システムの数理モデルやニューラルネットワークなどの機械学習モデルでも非線形性が重要な役割を果たします。人が発揮する創造性を数理モデルでどのように表現すれば良いか、またどのような機構が創造性にとって本質的であるのか、といった問題を明らかにしていきたいと考えています。

東京大学医学部附属病院
助教 徳田慶太 「神経科学から」

私は学習や認知に興味を持っていて、電気生理学や神経回路ダイナミクスの数理モデル化などに取り組んで来ました。計算したりイメージすることを始め、人間の認知や学習の過程では、大脳皮質、小脳、線条体などを始め、多くの神経回路が脳内でダイナミックに協調して働き機能を発揮しています。どのような仕組みでこれが実現されているのか、また、どのようにそれが学習によって獲得されていくのかに興味を持っています。